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2017年の読書記録

2017年の読書メーター
読んだ本の数:183
読んだページ数:50874
ナイス数:837

寛容力 ~怒らないから選手は伸びる~寛容力 ~怒らないから選手は伸びる~感想
前職の時に何度か読んだ本。2017年の締めくくりとして読了。「怒らない」「明るい監督」そんなポイントが指摘されていた渡辺監督だったが、彼の指導の本質は「対話」にあったのではないかと、今回感じた。人を相手にする仕事に復帰した際には、ぜひ参考にしていきたい。
読了日:12月31日 著者:渡辺 久信
女帝エカテリーナ (3) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (3) (中公文庫―コミック版)感想
グリゴーリー・オルローフ、ポチョムキン、プラトン・ズーボフ…後、たくさん(覚えられない)…たくさんの彼氏と肉の喜びを共有した女帝。『戦争と平和』には、ピエールの親父さんも「寵臣」と表記されてたはずだから、彼も彼氏だったのかしらね。
読了日:12月27日 著者:池田 理代子
女帝エカテリーナ (2) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (2) (中公文庫―コミック版)感想
ピョートル3世=エカテリーナ2世の旦那。無能、愚鈍に描かれているが、本当はどういう人だったのかなあ…
読了日:12月27日 著者:池田 理代子
自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道自ら育つ力 早稲田駅伝チーム復活への道感想
ネガティブな感想で恐縮だが、この本を読んで、僕に仕事の尻拭いをさせた塾バイトの先輩を思い出した。後に職場となる塾の優秀な生徒で、県立ナンバーワンの高校へ入学。ところがそこでは落ちこぼれ、一浪の末に、多分不本意な大学へ進学。出身塾の講師となるも、社会科テキストを四年かけても完成できずに退任。後任の僕は彼の置き土産に苦しみ…要するに、渡辺氏が提唱する「自己管理」が身につかなかったのさ。中学の成功は塾長の管理に従ってだけ。 なんていう僕も、自己管理の大切さを強く意識しだしたのは最近。磨くべし、自己管理。
読了日:12月26日 著者:渡辺 康幸
試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学試験攻略入門塾 速習!ミクロ経済学感想
しんどかった!入門なる言葉がついているが、内容豊富で、レベル高い。姉妹書の問題集と一緒に再読したいね。
読了日:12月24日 著者:石川 秀樹
地獄変 (集英社文庫)地獄変 (集英社文庫)感想
芥川には大変失礼だが、北方謙三さんの後書きが印象に残った。彼が若い頃にしていたという、昔の小説家の文章を書き写すというトレーニングが印象に残った。実は僕も、かつて同じことをした。教員採用試験に合格するために、世界史の論述問題を解くのだが、自分で考えずに、答えに合うように、教科書を写して行くのだ。結果、採用試験は合格しなかったが、説明能力はベラボーにアップし、臨任の仕事などで威力を発揮した。しかし、北方さんは、書き写すトレーニングは無意味だと悟り、やめてしまったという。うーむ…畑が違うから、方法も違うのかな
読了日:12月20日 著者:芥川 龍之介
法学ライティング法学ライティング感想
読んでよかった!書く練習するぞ!その前に基礎法学の本で条文の構造などの復習だ!
読了日:12月18日 著者:木山 泰嗣
教養のための西洋史入門教養のための西洋史入門感想
西洋史リハビリのために読了。コラムがなかなか鋭い。なかでも、生前は必ずしも高評価ではなかったリンカーンが、徐々に英雄に祭り上げられていく話は興味深かった。歴史学と神話ってあんまり違いないのかもなあ…
読了日:12月18日 著者:中井 義明,佐藤 専次,渋谷 聡,加藤 克夫,小澤 卓也
純粋理性批判 (下) (単行本)純粋理性批判 (下) (単行本)感想
翻訳された方の後書きが気になった。カントの時代のプロイセンでは、教科書が国家により指定されていたとか!日本も同じにならないといいが…
読了日:12月17日 著者:イマヌエル・カント
これだけ!微分積分 (これだけ!シリーズ)これだけ!微分積分 (これだけ!シリーズ)感想
積分が 出て来たところで わけわかめ(字余り) 数学Ⅲが未履修だからなのか、その範囲の記述がまったく頭に入らなかった! わからないなりに興味深かったのが、特に積分のところで、logとか、サインコサインとか、数列とか、高校数学の他の分野の知識がバンバカ出てきたところ。微分・積分って、高校数学の総決算なのかな?
読了日:12月17日 著者:古山 竜司
これだけ!高校数学これだけ!高校数学感想
高校数学にはいろんな分野があるが、それぞれに繋がりがあるということを感じた。問題解かずに、じっくり読み、理論をマスターする。そういう数学学習もアリだね。
読了日:12月16日 著者:小島 淳子
聖武天皇と仏都平城京 (天皇の歴史)聖武天皇と仏都平城京 (天皇の歴史)感想
749年、陸奥国で黄金産出→黄金を求めて蝦夷との国境を踏み越える朝廷→反発すり蝦夷→三十八年戦争へ なるほど!奈良の大仏さんの表面を覆った黄金にそんなドラマが!
読了日:12月16日 著者:吉川 真司
蜻蛉日記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)蜻蛉日記 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
【雑多な感想】 ①泣き虫、恋愛下手…道綱君はさえないなあ。僕なら友達になれそうだ。 ②堀辰雄と室生犀星が『蜻蛉日記』をもとに小説を書いているとか。読んでみたいなあ…
読了日:12月15日 著者:
小数の計算 (わかって楽しい算数教室 2)小数の計算 (わかって楽しい算数教室 2)感想
自分が小学生の頃に読みたかったなあ。大人ではない小学生の視点で読んだらどうなるか…小学生の僕は歴史学習漫画を読み、歴史を身近に感じられるようになった。これを読んだら、算数も身近なものとして感覚されたかな…
読了日:12月14日 著者:関沢 正躬
よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本 (4) 立方体を切ってみよう―いろいろな図形よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本 (4) 立方体を切ってみよう―いろいろな図形感想
なぜ、そうなるか?これがわかる! 計算しながら読み直したいね!
読了日:12月14日 著者:芳沢 光雄
よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本(2) じゃんけんの算数-樹形図と確率の考えかた-よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本(2) じゃんけんの算数-樹形図と確率の考えかた-感想
確率の計算で、面積図が出てくるとは思わなかった!これならわかりやすいかも!
読了日:12月14日 著者:芳沢 光雄
女帝エカテリーナ (1) (中公文庫―コミック版)女帝エカテリーナ (1) (中公文庫―コミック版)感想
何度めかの読了。王室も楽じゃないなあ…後にポーランド王になるスタニスワフ・ポニャトフスキが登場するが…彼の人生の顛末を知ってるから切ない…
読了日:12月13日 著者:池田 理代子
現代アメリカ法入門 アメリカ法の考え方現代アメリカ法入門 アメリカ法の考え方感想
雑多な感想 ①日本の訴訟法を学んでから読めば、理解度が高まる本だ。 ②陪審員を免除される職業→医師、看護師、弁護士、牧師、警察官、議員、公務員、行政官、教師など→メジャーリーガーなど、プロスポーツ選手は?試合休まないといけなくなるじゃん。 ③弁護士時代のリンカーンすげえ
読了日:12月11日 著者:丸田 隆
日本の外交: 「戦後」を読みとく (ちくま学芸文庫 ソ 8-1)日本の外交: 「戦後」を読みとく (ちくま学芸文庫 ソ 8-1)感想
雑多な感想 ①吉田茂、中曽根康弘、小渕恵三、小泉純一郎→もっと知りたい。 ②韓国、中国、アメリカの現代史を知らずして日本現代史ら語れない。 ③読んでて沖縄がちらついた。みんなが幸せになる政治とは…
読了日:12月11日 著者:添谷 芳秀
統計学 (サイエンス・パレット)統計学 (サイエンス・パレット)感想
裁判での誤審、政策のミス、メジャーリーガーのストライキ、医療ミス…統計学的分析を誤ることにより、人類は多くの悲劇や争いを経験した。統計学って大事なんだなあ…
読了日:12月11日 著者:David J. Hand
哲学史講義 1 (河出文庫)哲学史講義 1 (河出文庫)感想
ヘーゲル先生の講義を文字に起こしたもの。序論に続き、中国、インドの哲学について軽く触れるが、ヘーゲル先生の評価は極めて辛口である。時代や学問水準の制約があるから、一概に批判できないが、やはりヨーロッパマンセーだなあ。ところで、ヘーゲル先生が聖闘士星矢を読んだらどう思うかしらね。ヘーゲル先生の大好きな古代ギリシアの世界観がベースだが、インド出身の仏教徒や中国人や日本人の聖闘士もいる。ていうか女神アテナの部下が「教皇」!あるいは、ヘーゲル先生は聖闘士星矢を通じて、日本のごちゃ混ぜ文化に目覚めるのか!?
読了日:12月11日 著者:G.W.F. ヘーゲル
近代政治哲学:自然・主権・行政 (ちくま新書)近代政治哲学:自然・主権・行政 (ちくま新書)感想
「ホッブズよりも上手にホッブズの諸概念を扱うことーそうやって構築されたのがスピノザの政治哲学だと言ってもよい」→おう、そうか! 軍事の民営化→ええっ!!
読了日:12月10日 著者:國分 功一郎
人生で大切なことは倫理の教科書に書いてあった (宝島社新書)人生で大切なことは倫理の教科書に書いてあった (宝島社新書)感想
軽快な書きっぷりだが、たとえなどでポイントを押さえている良書。
読了日:12月10日 著者:河合 英次
律令制の虚実 (講談社学術文庫)律令制の虚実 (講談社学術文庫)感想
平安時代、律令制の弛緩_φ(・_・ 律令制は有名無実になったのか、日本にアジャストして定着したのか…
読了日:12月07日 著者:村井 康彦
資本論 3 (岩波文庫 白 125-3)資本論 3 (岩波文庫 白 125-3)感想
悲惨な労働者の生活が描かれている。労働者が悲惨な生活を強いられる→資本主義ダメじゃね?というのがマルクス主義の主張のベースの一つだと言える。ところで気になるのだが、マルクスは実際に都市や農村に出かけて行って、労働者の暮らしを見聞したのだろうか。時代・地域は全然違うが、山上憶良の「貧窮問答歌」は、憶良が実際に農民の生活を目撃して作ったのではないらしい。はて、マルちゃんはいかがかな…
読了日:12月07日 著者:マルクス
社会集団と政治組織 (列島の古代史―ひと・もの・こと 3)社会集団と政治組織 (列島の古代史―ひと・もの・こと 3)感想
この本のいろいろなところで、かつてのマルクス主義にもとづいた日本古代史研究への批判・反省が登場する。やはりマルクス主義はヨーロッパの歴史をベースに形成されたものの見方で、それ故の限界があるのだろうか。 個人的に目から鱗が落ちたのは、藤原京から平城京へ遷都した理由だ。①唐が吐蕃、突厥に対応するために、東方への膨張を停止→②日本と唐の緊張緩和→③久しぶりに遣唐使派遣→④最新の唐の様子を知る→⑤より唐の都の要素を盛り込んだ平城京の建設。なるほどね~
読了日:12月06日 著者:
入門 現代物理学 - 素粒子から宇宙までの不思議に挑む (中公新書)入門 現代物理学 - 素粒子から宇宙までの不思議に挑む (中公新書)感想
高校で物理を履修していないこともあり、内容はよく理解できなかったが…著者の文系的な知識の豊富さに驚かされる。古今東西の文学からの引用が随所に散りばめられ、見事だ。文系・理系の垣根を超えた人っていいなぁ…
読了日:12月05日 著者:小山 慶太
気候 変動し続ける地球環境 (サイエンス・パレット)気候 変動し続ける地球環境 (サイエンス・パレット)感想
ロンドンの地形は、氷河によって創られた…行きたくなるなあ…
読了日:12月02日 著者:
地球-ダイナミックな惑星 (サイエンス・パレット)地球-ダイナミックな惑星 (サイエンス・パレット)感想
バタフライ効果_φ(・_・
読了日:12月02日 著者:Martin Redfern
中国の異民族支配 (集英社新書)中国の異民族支配 (集英社新書)感想
うーむ。高校世界史から大学歴史学への橋渡しに使うのでは申し分ないだろうな。文体がなー著者の表現がネ☆ウ☆に悪用されそうな気がする。最後まで読めば、著者にはネ☆ウ☆のような意図はないとわかるんだけどね。
読了日:12月02日 著者:横山 宏章
図解でわかる! ニーチェの考え方 (中経の文庫)図解でわかる! ニーチェの考え方 (中経の文庫)感想
うーむ。わかったような気がするが…わかったと言ったらニーチェがブチ切れそうだな。ニーチェの遺言とか、一読しただけじわけわからんよ。はっきり言って危ない人だ。ニーチェ…どんなヤツなんた!?
読了日:12月01日 著者:富増 章成
純粋理性批判 (上) (単行本)純粋理性批判 (上) (単行本)感想
他の訳も含めて、人生五度目の挑戦だが…さっぱりだなあ。ライプニッツ哲学、物理学、キリスト教神学など、カント先生のバックボーンとなっている学問を身につければ、この本の論理を経験的に理解できるのかしらねー
読了日:12月01日 著者:イマヌエル・カント
よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本 (3) つぎつぎと増えていく利息―数でとらえる量の変化よしざわ先生の「なぜ?」に答える数の本 (3) つぎつぎと増えていく利息―数でとらえる量の変化感想
ネタ用に借りてきたが、意外と内容が深い!これを絵本にできるからすごいな…
読了日:11月30日 著者:芳沢 光雄
法哲学法哲学感想
功利主義、正義、自由、平等など、テーマごとに記述された法哲学の教科書。個人的な感想になってしまうが、時系列に沿った法哲学の教科書を読み込んでから読んだ方がいいかもなあ。時系列で整理した本で、人物単位で学説を把握・整理した後に、本書のようなテーマ本に行く。そうしないと、人名や学説のオンパレードでこんがらがってしまう。実際僕は消化不良でした。再挑戦!
読了日:11月29日 著者:瀧川 裕英,宇佐美 誠,大屋 雄裕
化学の歴史 (ちくま学芸文庫)化学の歴史 (ちくま学芸文庫)感想
ノーベルは考えた…ダイナマイトは危険だ→だから、人間は悪用を控えるだろう ノーベルさん…ピュアすぎる。
読了日:11月26日 著者:アイザック・アシモフ
歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)歴史哲学講義〈下〉 (岩波文庫)感想
マウリヤ朝のチャンドラグプタはギリシア人サンドラコットス??そんなアホな?? 確かに、「歴史の本」として読めば、ヨーロッパマンセーの本だなぁ。毒舌大魔王杉山正明が悪く言うわけだ。まあしかし、「歴史の見方」の本だな。このような歴史観が確実に存在し、そしてそれが相当の支持を得ていたこと。それも「歴史の事実」ですな。
読了日:11月23日 著者:G.W.F. ヘーゲル
歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)歴史哲学講義 (上) (岩波文庫)感想
例えば、一年間の浪人の後に大学に合格する。そのような、「理想の未来に向かって直進する」という発想。これは洋の東西を問わず普遍の感覚ではないのかもしれない。ヘーゲルのアジアの記述を読んでそう思った。確かに、現代でも歴史学の水準からしたら、突っ込みどころ満載だし、偏見含まれている。しかし、ヘーゲルが当時の学問水準の成果から感じ取ったのは、西欧の精神の特殊さだったのではないか?
読了日:11月21日 著者:ヘーゲル
アンのゆりかご 村岡花子の生涯アンのゆりかご 村岡花子の生涯感想
村岡花子さんは、翻訳家を志す若者に対して、外国語の力だけではなく、日本語の素養も大切と話していたそうだ。村岡さん自身、佐佐木信綱さんに師事したのをきっかけとして、日本語の素養を磨いていったそうだ。
読了日:11月18日 著者:村岡 恵理
人生論 (角川文庫)人生論 (角川文庫)感想
何をそんなに悩んでいるんだい?トルストイ?
読了日:11月18日 著者:トルストイ
新潮ことばの扉 教科書で出会った名句・名歌三〇〇 (新潮文庫)新潮ことばの扉 教科書で出会った名句・名歌三〇〇 (新潮文庫)感想
歌人って法学部、経済学部、文学部英文学科の出身の方が多いんだなぁ。何故か気になりましました。
読了日:11月17日 著者:
外交 (有斐閣Insight)外交 (有斐閣Insight)感想
第一次世界大戦後、非西欧諸国の国際体制への参入がきっかけで、崩壊へと向かった旧外交。民主主義の子であるがゆえの脆さを持ち、第二次世界大戦を止められなかった新外交。外交やそのやり方も政治の一側面と捉えるならば、全知全能な政治体制・政治手法って存在しないんだろうな。
読了日:11月07日 著者:細谷 雄一
竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)竹取物語(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
五人の貴公子に関する解説が興味深い。倉持皇子のモデル=藤原不比等、など五人の貴公子のモデルを紹介していた。また、貴公子三人のバージョンもあるが、こちらは『今昔物語集』のなかの、『竹取物語』と類似の話のものだそうだ。
読了日:11月07日 著者:
イスラーム社会の知の伝達 (世界史リブレット)イスラーム社会の知の伝達 (世界史リブレット)感想
面白い!どこかで聞いたことのある話が、昔のイスラーム社会で既に問題とされ、関心の対象となっていた! ①「予定説」vs「人間の自由意思」→後世のキリスト教かよ! ②コーランの暗記はいいことだが慎重にすべきという意見→現代の教育論みたいだ! 今、問題になっていることは大抵、かつて先人が経験したことなのかも。
読了日:11月07日 著者:湯川 武
土佐日記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)土佐日記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
久しぶりに…今までは微かにコミカルなイメージだったが、今回は貫之夫妻の「悲しみ」が伝わって来た。土佐で子供を失い、悲しみながらの帰京の旅。あとがきで知ったが、貫之は官吏としての立身は不遇だったという。挫折続きの人生だったかなあ…
読了日:11月07日 著者:紀 貫之
永楽帝―明朝第二の創業者 (世界史リブレット人)永楽帝―明朝第二の創業者 (世界史リブレット人)感想
永楽帝の内政と外交(いずれも権力掌握を目的とする)について叙述。同時並行で、中国史の概説書を何冊かつまみ食いしたが、意外と永楽帝の内政については説明が少ない。そのため、永楽帝の内政を知ることのできる貴重な一冊です。
読了日:11月06日 著者:荷見 守義
大鏡 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)大鏡 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)感想
道長の強運と豪胆が強調される。度胸は大事なのかしらねー
読了日:11月06日 著者:
人間の学としての倫理学 (岩波文庫)人間の学としての倫理学 (岩波文庫)感想
わかったこと ①倫理(ethics)≠倫理(なかまのことわり) ②フォイエルバッハよくわかんない!
読了日:11月01日 著者:和辻 哲郎
2017年法学検定試験問題集ベーシック〈基礎〉コース2017年法学検定試験問題集ベーシック〈基礎〉コース感想
全ての問題を、とりあえず解きました。トータルで6割ジャスト。合格ラインを一応超えました。 まだ解説を読んでスルッと理解できる段階ではないなあ。
読了日:10月31日 著者:
社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー (岩波現代文庫)社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー (岩波現代文庫)感想
「歴史が語りはじめるとき、理性は沈黙する(本書32ページ)」誰の言葉かわからないが、妙に納得します。
読了日:10月30日 著者:生松 敬三
入門刑法学・総論 (法学教室ライブラリィ)入門刑法学・総論 (法学教室ライブラリィ)感想
今年二度目の読了。相変わらず、読むのが疲れるハードな本です。学習効果…前回よりも理解できる感じがあるし、法学検定ベーシックの問題を解くと「お、あれか」ということがしばしばありますね。解けるとは限らないけど。
読了日:10月27日 著者:井田 良
Slam dunk―完全版 (#2) (ジャンプ・コミックスデラックス)Slam dunk―完全版 (#2) (ジャンプ・コミックスデラックス)感想
桜木と流川は授業中寝過ぎだ。教える立場からすると、自分の授業が下手なんじゃないか?と思ってしまうよ。
読了日:10月19日 著者:井上 雄彦
ドイツ観念論とは何か―カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として (ちくま学芸文庫)ドイツ観念論とは何か―カント、フィヒテ、ヘルダーリンを中心として (ちくま学芸文庫)感想
三度目くらいの読了だが…さっぱりわからんかった。頭の筋トレにはなったかな。
読了日:10月16日 著者:久保 陽一
みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2017年度 (旧:行政書士 一般合格シリーズ)みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 2017年度 (旧:行政書士 一般合格シリーズ)感想
来年の試験に向けて、とりあえず粗っぽく読んでみた。①大体こんなことが出るんだな、とわかった。②いろいろな勉強方法が思いついた。③モチベーションアップ。 これらが成果かな。
読了日:10月16日 著者:TAC行政書士講座
ときめきトゥナイト 3 (りぼんマスコットコミックス)ときめきトゥナイト 3 (りぼんマスコットコミックス)感想
家系図により、江藤蘭世は1968年生まれと判明。姫ちゃんのリボンに多分受け継がれた遠足シーン。
読了日:10月13日 著者:池野 恋
神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)神学・政治論(上) (光文社古典新訳文庫)感想
歴史書としての聖書は突っ込みどころ満載、ということらしい。その理由の一つとして、ヘブライ語アルファベットに、似た形のものが多いというのがあるそうだ。確かに、昔はパソコンなんてないしなあ。イスラエルの民も、流浪の最中だったから、机に向かって丁寧に書けなかったのかもしれないね。
読了日:10月13日 著者:スピノザ
スッキリわかる 日商簿記3級 第8版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)スッキリわかる 日商簿記3級 第8版 [テキスト&問題集] (スッキリわかるシリーズ)感想
以前少し学んだことがあるので、「あーあれね」という風にさっさか読めた箇所が多かった。もちろん、「?」なところも。感触としては、これから問題解いて覚える感じかな。他の検定試験の本とクロスする知識も多かった。
読了日:10月12日 著者:滝澤 ななみ
スッキリわかる FP技能士3級 2017-2018年 (スッキリわかるシリーズ)スッキリわかる FP技能士3級 2017-2018年 (スッキリわかるシリーズ)感想
問題は眺める程度でとにかく読み進めた。次回は問題も解こうかな。実技は、金財の個人資産相談業務がいいかな。自分の今後に役立ちそうだ。
読了日:10月12日 著者:白鳥 光良
ウルトラマニアック (1) (りぼんマスコットコミックス (1393))ウルトラマニアック (1) (りぼんマスコットコミックス (1393))感想
魔法王国(マジックキングダム)の存在は人間に知られてはいけない。知られたら記憶を消されてしまう。姫ちゃんのリボンもそうだけど、ときめきトゥナイトの影響かしらね。
読了日:10月11日 著者:吉住 渉
ビジネス会計検定試験公式テキスト3級〔第3版〕ビジネス会計検定試験公式テキスト3級〔第3版〕感想
入門的な内容→貸借対照表の説明→損益計算書の説明→キャッシュフロー計算書の説明→それら財務諸表を用いて企業の財務状況を分析する方法の説明 といったところです。簿記やFP技能士やビジネス実務法務検定とクロスして学んでいけば効果が絶大だろうなあ…内容は…正直言って、問題が解けたり、立て板に水のように理解したりとは行かなかった(特に財務諸表分析の章)まあしかし、一回読んだくらいで理解できるものでもないでしょう。粘り強く!
読了日:10月09日 著者:
資本論 2 (岩波文庫 白 125-2)資本論 2 (岩波文庫 白 125-2)感想
かつて横綱貴乃花は力士を「力のもののふ」と評した。教師志望だった時代の僕は、この話を思い出して、「教えのもののふ(=教士)」たらんと誓ったものだった。 昔話はこのくらいにして、この本を読むと、自分の名前を書くことも覚束ない小学校教師がいたという話がある。研鑽とそこから得た自信に基づいた「教えのもののふ」への道は険しい。本人の努力だけではなく、国家や社会のサポートも欠かせない。あれ、本の内容とは、あんまり関係ない話になったぞ。
読了日:10月08日 著者:マルクス
大長編ドラえもん (Vol.11) (てんとう虫コミックス)大長編ドラえもん (Vol.11) (てんとう虫コミックス)感想
794年のアラビアにタイムマシンで行く。そうか。桓武天皇とハールーン・アッラシードとカール大帝は同時代人か。
読了日:10月06日 著者:藤子・F・不二雄
神様のオルゴール (3) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1442))神様のオルゴール (3) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1442))感想
同時収録のカフェ漫画が妙に心にしみた。かつて僕も味わった。自営業の楽しさとほろ苦さ。またやりたいな…
読了日:10月06日 著者:水沢 めぐみ
神様のオルゴール (2) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1385))神様のオルゴール (2) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1385))感想
ダンナの浮気騒動など結構な修羅場のはずなのに、ほっこり感が出てるからいいねえ。
読了日:10月06日 著者:水沢 めぐみ
神様のオルゴール (1) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1301))神様のオルゴール (1) (りぼんマスコットコミックス―クッキー (1301))感想
ほっこりしたくて久しぶりに読みました。大学生カップルが子どもを授かるお話。一緒になり子どもを育てるって大変だなぁ…尚、僕の母校がロケ地に!懐かしの校舎が…
読了日:10月05日 著者:水沢 めぐみ
行政法 第5版行政法 第5版感想
いやあしんどかった。大部分が、活字を目で追うだけの読書になってしまった。だけど、今回はこれでよかったのかもね。挑戦しなければ始まらない。 (2017年の119冊目)
読了日:10月05日 著者:櫻井 敬子,橋本 博之
スタートライン債権法スタートライン債権法感想
「いま君は本当の意味で民法学のスタートラインについたところなのだ、と言うべきなのかもしれない。けれど実際には、こうして、フォームを覚え、筋肉を鍛え、ウォーミングアップを十分に済ませてスタートラインに立つことができた人は、もうそれだけで民法学の半ばまでは見通せる力を身につけているように思う(本文より)」 フォームを覚え、筋肉を鍛えて、ウォーミングアップを十分に済ませたかどうかはわからない。スタートラインと言っても、近所の運動会かもしれないが。確かにスタートラインには立った(2017年の118冊目)
読了日:10月05日 著者:池田 真朗
プレステップ憲法 (プレステップシリーズ 17)プレステップ憲法 (プレステップシリーズ 17)感想
今年二度目の読了。だいぶ憲法が頭に入ってきたなあ。また、他の法律も勉強しているという実感も得られる。判例に出くわすと「お、この判例は別な法律の本にも書いてあったなあ」となる。「マクリーン事件、行政法にも出てきたな」「三菱樹脂事件は労働法や社労士の教科書にも出てきたな」という具合です。 (2017年の117冊目)
読了日:10月04日 著者:
ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト〈2017年度版〉ビジネス実務法務検定試験3級公式テキスト〈2017年度版〉感想
ビジネスに必要な法律知識を問う検定試験のテキスト。ビジネスのいろいろなテーマに沿って、民法、商法、会社法などの規定が出てくるが…民法を勉強しているこの時期に読んでとてもためになった。法学の教科書とは違った切り口、配列で学ぶことで、いい復習になったからだ。いろいろな切り口から法律を眺めるのもいいかもね。
読了日:10月03日 著者:
みんなが欲しかった! 社労士 はじめの一歩 2018年度 (みんなが欲しかった! はじめの一歩シリーズ)みんなが欲しかった! 社労士 はじめの一歩 2018年度 (みんなが欲しかった! はじめの一歩シリーズ)感想
社労士試験の全体像が少し見えてきた。やはり、試験勉強って、まずはトライしなければ始まらない。今回はメモしたりせず、スピーディーに黙読したが、これも必要だ。 ところで、昔、僕がバイトしていた塾の経営者は、労働の法律をちゃんと知っていたのだろうか?年休の規定なんて見たことなかったぞ…
読了日:10月01日 著者:貫場 恵子
ピーター・パン Peter Pan (ラダーシリーズ Level 1)ピーター・パン Peter Pan (ラダーシリーズ Level 1)感想
cryって動詞がたくさん出て来るが…ほとんど叫ぶという意味で使われていた。
読了日:10月01日 著者:ジェームス・マシュー・バリー
憲法II 人権 NBS (日評ベーシック・シリーズ)憲法II 人権 NBS (日評ベーシック・シリーズ)感想
労働基本権→労働法やりたい!
読了日:09月30日 著者:新井 誠,曽我部 真裕,佐々木 くみ,横大道 聡
民法 II 物権 第3版補訂 (有斐閣Sシリーズ)民法 II 物権 第3版補訂 (有斐閣Sシリーズ)感想
同時履行の抗弁権など、債権法の用語がたくさん。債権みっちりやってから物権に戻った方がいいかも。
読了日:09月29日 著者:淡路 剛久,鎌田 薫,原田 純孝,生熊 長幸
憲法I 総論・統治 NBS (日評ベーシック・シリーズ)憲法I 総論・統治 NBS (日評ベーシック・シリーズ)感想
力強さの伝わる文章だった。講義を受けている気分になった。 ぼんやり感じたが…日本国憲法は素晴らしい憲法だ。しかし、完全無欠ではないし、わかりやすいものでもない。だから学説もたくさんあるし、憲法訴訟も、政治問題?も起きる。憲法を使いこなし、理念を体現するには、我々日本人が徹底的に学ぶ必要がある。そんなことを教わりました。
読了日:09月29日 著者:新井 誠,曽我部 真裕,佐々木 くみ,横大道 聡
Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)Slam dunk―完全版 (#1) (ジャンプ・コミックスデラックス)感想
地味な突っ込み ハルコさんの母校が「四中」だとなっているが…赤木剛憲と小暮公延の母校って「北村中」じゃなかったっけ。引っ越ししたのか!? BGM?もちろん「君が好きだと叫びたい」ですよ。
読了日:09月28日 著者:井上 雄彦
栄光のナポレオン―エロイカ (12) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (12) (中公文庫―コミック版)感想
ワーテルローの戦いに敗れ、二度目の退位宣言を前にして、ナポレオンは言った。 「だが 覚えておくが よい 国家が 真の平和を 願うなら常に 戦争な備えて いなければ ならないのだ そのことが 今にわかる」 彼の退位から202年。私たちは皇帝の言葉を過去のものとして退けられるのだろうか。 二十代の頃から何度となく読了した作品。再びナポレオンに会う日まで、もっと大きな人間になっていたい。
読了日:09月28日 著者:池田 理代子
栄光のナポレオン―エロイカ (11) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (11) (中公文庫―コミック版)感想
タレイラン 「ナポレオン……あの男は たしかに 天才だ… だが 天才的軍人が 必ずしも 天才的政治家というわけではない」 クラウゼウィッツ 「フランス軍は ナポレオンが直接 命令を与えないと どう動いてよいか わからないようです」 我が大日本帝国陸海軍もナポレオンの失敗に学ぶべきだったのかな。そんな気がします。
読了日:09月28日 著者:池田 理代子
栄光のナポレオン―エロイカ (10) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (10) (中公文庫―コミック版)感想
祖国 タレイランも、オーストリア皇帝も、スウェーデン王となったベルナドット元帥も、ともに守らんとした祖国。かつてナポレオンも祖国を守るために戦ったが、今やロシア人の祖国を侵す側に…悪夢のモスクワ遠征が始まる。
読了日:09月27日 著者:池田 理代子
栄光のナポレオン―エロイカ (9) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (9) (中公文庫―コミック版)感想
ポーランドで見初めたマリア・ヴァレフスカがナポレオンの子を身籠もる。男性としての自信を得たナポレオンに、周囲がジョゼフィーヌとの離縁を勧め、策動する。躊躇いながらも、ヨーロッパの姫君に触手を伸ばすナポレオン。 尚、アウステルリッツでロシア皇帝と神聖ローマ帝国を破った時、御歳36歳…同い年かよ!
読了日:09月25日 著者:池田 理代子
栄光のナポレオン―エロイカ (8) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (8) (中公文庫―コミック版)感想
王党派の処刑の日、ベルナール・シャトレの息子・フランソワは処刑を見に行きたいという。かつての黒い騎士は制止するが、彼の妻・ロザリーは止めない。 「あなた自身の目でしっかりと見て来るといいわ フランソワ 人間が人間の血を流すということが どういうことなのか 生涯忘れないように」 そうして息子と夫を送り出す。ロザリー…母になったなあ。オスカル様も喜んでいるよ。 尚、ナポレオンは35歳で戴冠…俺より歳下かよ!
読了日:09月25日 著者:池田 理代子
栄光のナポレオン―エロイカ (7) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (7) (中公文庫―コミック版)感想
ナポレオンの周りに群がる奴ら…タレイラン一派、フーシェ一派、ボナパルト家。索道するジャコバン残党、王党派。 権力のトップに立つとは、周りの勢力を飼い慣らし、コントロールするという過酷な道。
読了日:09月24日 著者:池田 理代子
国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)国家〈下〉 (岩波文庫 青 601-8)感想
とりあえず…ソクラテスと議論していた彼の友人たちの動向が気になった。当初はソクラテスの説に反論などしていたが、次第にソクラテスに質問するか、賛同するかしかしなくなっていった。プラトンはこのようにして、哲人政治やイデア論を説き、聴く者は同意していったのだろうか…何やらわけがわからないまま、プラトンの弁舌の巧みさと迫力に圧倒されていったアテナイ人たちが眼に浮かぶ。
読了日:09月23日 著者:プラトン
西洋近世哲学史 (講談社学術文庫)西洋近世哲学史 (講談社学術文庫)感想
申し訳ないがあんまり内容が入って来なかった。第七章におけるライプニッツとの出会いが劇的すぎたから…
読了日:09月23日 著者:量 義治
栄光のナポレオン―エロイカ (6) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (6) (中公文庫―コミック版)感想
1799年11月9日。革命暦8年ブリュメール18日。ナポレオン・ボナパルトらはクーデターを起こし、総裁政府を打倒。新たに統領政府が樹立され、ナポレオンは第一統領となる…教科書風に書けばこうなるが、軍隊を煽って五百人議会の議場に突入させたのは弟のリシュアン。裏で糸を引くタレーラン。見事な日和見を決め込むフーシェ。こうしてみると、この段階ではナポレオンは操り人形で、この後糸をブチっと切ったのか?どこかの国の首相もそうなのか?
読了日:09月23日 著者:池田 理代子
国家〈上〉 (岩波文庫)国家〈上〉 (岩波文庫)感想
あんまり本論と関係ないと思うが…この本論における「神」と「神々」はどう違うんだろう。単に単数形か複数形かの違いではなく…「神」といった場合、セム系一神教の神みたいなのをイメージしてるんじゃないかな。木田元先生は、プラトンがアフリカを訪れた際に、イスラエルの民と交流し、セム系一神教を知った可能性を指摘しているが…
読了日:09月23日 著者:プラトン
法学講義 (岩波文庫)法学講義 (岩波文庫)感想
今日の大学でいうところの「法学」の講義というよりも法学+政治学+経済学といったところかな。もちろん、社会科学の諸分野が今日のような姿になるより前の時代だし、全範囲はカバーしてはいないが。経済学的な内容のなかには、貨幣の価値について言及していたが、マルクスの理論と比較してみたいところだ。ところで、この本は、スミスの講義を受けた生徒のノートをもとにした書物だが…よくこんなに文章になるように克明にノートテイクできるなあ。
読了日:09月23日 著者:アダム スミス
長友佑都のヨガ友(トモ) ココロとカラダを変える新感覚トレーニング長友佑都のヨガ友(トモ) ココロとカラダを変える新感覚トレーニング感想
この手の本を買う→最初のエクササイズをやるができない→挫折する! 上記パターンにハマりそうになった!そこで発想を変えて、本として通読してみた。長友選手が、ヨガと出会い、今までのトレーニングと組み合わせて「ヨガ友」を編み出す。そのプロセスがとても興味深かった。よくよく読むと、いくつかのエクササイズにはeasy モードがあるなど、体が硬い人でもできる工夫満載だ。そのような工夫の最たるものが後書き。「もし上手にできなくても安心してください。僕も初めはそうだったんですから。」よっしゃ!
読了日:09月23日 著者:長友佑都
資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)資本論 1 (岩波文庫 白 125-1)感想
G-W-G' G'=G+ΔG' (貨幣)-(商品)-(増えた貨幣) 100円→(買う)→ジュース→(売る)→110円
読了日:09月22日 著者:マルクス
反哲学入門 (新潮文庫)反哲学入門 (新潮文庫)感想
大学での立場をよくするために手段を選ばないハイデガーにビビる。木田元先生も「不快」と表現。ただ、正当に評価するには、当時のドイツの大学の事情を知らないとダメだろうね。学者も霞を食べては生きられない。
読了日:09月22日 著者:木田 元
プレステップ憲法 (プレステップシリーズ 17)プレステップ憲法 (プレステップシリーズ 17)感想
【ホームスタディの権利】 海外では、学校に頼らず、親が自宅などで子を独自教育するホームスクーリングが比較的支持されている。今後、日本でも多様な教育の選択権がテーマとなってくるだろう。(本書144頁註より) 面白いね。学校が悪だとは全く思わないけど。教育イコール学校に所属して行われなければならない。この呪縛から日本人は脱却すべきだね。
読了日:09月21日 著者:
法学概論法学概論感想
かつて、法学を学ぶか否か迷っていた僕の背中を押してくれた先生たちによる一冊。刑事訴訟法、民事訴訟法も勉強しなさい!と再び背中を押された。
読了日:09月21日 著者:原 禎嗣,神野 潔,兒玉 圭司,三田 奈穂,高田 久実
中世の光と影 下 (講談社学術文庫 206)中世の光と影 下 (講談社学術文庫 206)感想
もう10年くらい前に読んだ本の再読。当時は、東京都私学適性試験など、難しめの教員試験対策として読みました。高校教科書よりもやや渋めの西欧中世史の用語が出てきて、かつ読みやすい本だったので、インプットには役立ちました。それからしばらくたって再読しましたが、違った味を味わいながら読めました。堀米先生の文章の巧みさであったり、概説書にはなかなか取り上げられない知識だったり。難しいこと・深いことをサラッと書いているので、浅学の自分でもスッと読めてしまうのだけど…
読了日:09月17日 著者:堀米 庸三
アメリカの20世紀〈下〉1945年~2000年 (中公新書)アメリカの20世紀〈下〉1945年~2000年 (中公新書)感想
アメリカの歴史と複雑に絡み合うメディア。大衆紙(米西戦争など)、テレビ(ケネディ当選以降の大統領選)、インターネット(クリントンのスキャンダル)
読了日:09月12日 著者:有賀 夏紀
中世の光と影 上 (講談社学術文庫 205)中世の光と影 上 (講談社学術文庫 205)感想
堀米先生の文章の巧みさ。学術書に慣れるた頭にはオアシス。ヨーロッパとは何か…これの追求
読了日:09月12日 著者:堀米 庸三
天は赤い河のほとり (5) (小学館文庫 (しA-35))天は赤い河のほとり (5) (小学館文庫 (しA-35))感想
何気に伏線を張っている。カッシュとウルスラのその後を暗示。やっぱしイル・バーニかっけえ
読了日:09月11日 著者:篠原 千絵
天は赤い河のほとり (4) (小学館文庫 (しA-34))天は赤い河のほとり (4) (小学館文庫 (しA-34))感想
高校生時代に読んだ時は、同性としてカイルやザナンザがカッコいいと思ったが…今読むと仕事を完璧にこなすイル・バーニがいい男に見える。
読了日:09月11日 著者:篠原 千絵
天は赤い河のほとり (3) (小学館文庫 (しA-33))天は赤い河のほとり (3) (小学館文庫 (しA-33))感想
皇子・軍人・政治家と男との間で苦悩するカイル・ムルシリ
読了日:09月10日 著者:篠原 千絵
天は赤い河のほとり〔文庫〕 2 (小学館文庫 (しA-32))天は赤い河のほとり〔文庫〕 2 (小学館文庫 (しA-32))感想
またもや仕事の早いイル・バーニ。ザナンザの方がカイルよりイケメンな気がする…
読了日:09月10日 著者:篠原 千絵
アメリカの20世紀〈上〉1890年~1945年 (中公新書)アメリカの20世紀〈上〉1890年~1945年 (中公新書)感想
19世紀からある移民排斥。最高裁判事の入れ替えを企て、選挙では息子を戦場に送らないと主張したフランクリン・ローズヴェルト。第二次世界大戦中のメキシコ系少年たちの悲劇。 最近どこかで聞いたような話だなあ。
読了日:09月09日 著者:有賀 夏紀
天は赤い河のほとり〔文庫〕 1 (小学館文庫 (しA-31))天は赤い河のほとり〔文庫〕 1 (小学館文庫 (しA-31))感想
今気づいた。イル・バーニ仕事早い。ウルヒとの対談が見てみたい。て言うかナキア皇妃ナイスバディ!
読了日:09月09日 著者:篠原 千絵
姫ちゃんのリボンカラフル 2 (りぼんマスコットコミックス)姫ちゃんのリボンカラフル 2 (りぼんマスコットコミックス)感想
魔法の国の王様=エリカ様のパパ。元作品みたいに婿養子orマスオさんなのかな…
読了日:09月09日 著者:込由野 しほ,水沢 めぐみ
姫ちゃんのリボンカラフル 1 (りぼんマスコットコミックス)姫ちゃんのリボンカラフル 1 (りぼんマスコットコミックス)感想
姫ちゃんのリボンのカバー。絵に勢いあるし、ストーリーのテンポがいい。何故か先生の名前が五利じゃない。
読了日:09月09日 著者:込由野 しほ,水沢 めぐみ
ときめきトゥナイト 新装版 2 (りぼんマスコットコミックス)ときめきトゥナイト 新装版 2 (りぼんマスコットコミックス)感想
真壁俊みたいになりたい…やっぱダイエットだ…
読了日:09月09日 著者:池野 恋
日本古代史:法と政治と人と日本古代史:法と政治と人と感想
渡来系氏族、東漢氏(やまとのあやうじ)。朝鮮半島の伽耶地域をルーツとするようだが、後漢の霊帝(三国志に出てくる献帝のパパ)の末裔と称していたとか…そうか!後漢(東漢)の子孫だから東漢氏なのか?
読了日:09月07日 著者:長谷山 彰
プロレゴメナ (岩波文庫)プロレゴメナ (岩波文庫)感想
『純粋理性批判』の理解の助けになるらしいね。だが…
読了日:08月09日 著者:カント
ヘーゲルとその時代 (岩波新書)ヘーゲルとその時代 (岩波新書)感想
神学生からスタートしたヘーゲル。『歴史哲学講義』もキリスト教神学の延長線上として読めば面白いかもね。丸山真男が気になった。ヘーゲルの理論を用いて、日本の歴史や思想史を理解しようとしたとか。それもすごいなあ。 とりあえず、『歴史哲学講義』読むべ。
読了日:08月09日 著者:権左 武志
中世哲学への招待―「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために (平凡社新書)中世哲学への招待―「ヨーロッパ的思考」のはじまりを知るために (平凡社新書)感想
だいぶ前に読んだ一冊。当時はちんぷんかんぷんだったが、今回は「そうだよなあ」「ああ、あのことか」という感触が増えた。僕も成長したかな… ヨハネス・ドゥンス・スコトゥスの思想の解説だが、彼の思想にとどまらずいろろな思想に言及。キリスト教思想そのものの解説、プラトン、アリストテレス、そして仏教にも言及。悪魔についての説明がなかなか斬新だった。中世のキリスト教では、異教の神々=悪魔とみなし、ブッダ=悪魔と考えていたそうだ。なんだかな…イエス・キリストはそんなけちくさいことは仰らないはずだ。
読了日:07月25日 著者:八木 雄二
入門刑法学・各論 (法学教室ライブラリィ)入門刑法学・各論 (法学教室ライブラリィ)感想
刑法154条の詔書偽造罪が気になる。「天皇名義の文書」を偽造したり、変造したりしたヤツを三年以上の懲役にするんだってさ。条文を読むと御璽、国璽、御名を使って、偽造した場合にそうなるらしい。しかも、詔書「その他の文書」だってさ。俺が今上陛下の御名を使って「愛子、お誕生日おめでとう」って書いて愛子様に渡したら該当するのか?陛下の個人的な文書だから違うのか?
読了日:07月25日 著者:井田 良
入門刑法学・総論 (法学教室ライブラリィ)入門刑法学・総論 (法学教室ライブラリィ)感想
刑法総論10ー0俺(三回裏終了) 相手先発井田投手は屈指の本格派。三回までパーフェクトに抑えられるが、これも織り込み済み。一回り目は各打者思い切ってバットを振らせる作戦。目が慣れて来て、一巡してからが勝負。
読了日:07月24日 著者:井田 良
河内源氏 - 頼朝を生んだ武士本流 (中公新書)河内源氏 - 頼朝を生んだ武士本流 (中公新書)感想
(メモ) 為義と忠盛は同い年 頼朝と宗盛も同い年
読了日:07月24日 著者:元木 泰雄
政治学史政治学史感想
思想・哲学の通史を読んでいつも引っかかるポイントがある。ルソー君である。大学時代の教育学で「教育書を書いたくせに自分の子供を孤児院に入れた男」と習って以来(他のことも教わったが正直覚えてない)、でかいこと言うだけのいい加減な男の代名詞感が拭えないのだ。で、この本には…「稀に見る純粋な心を持った人間だが、生活態度には無責任なところがあった。人に縛られるのは大変嫌いだったが、自分一人ではうまくやっていけないためにしばしば節度がない程他人に依存するかとがあった。」そうか。子供云々の際にも、内面の葛藤あったのかな
読了日:07月21日 著者:福田 歓一
イギリス近代史講義 (講談社現代新書)イギリス近代史講義 (講談社現代新書)感想
一見、色々な雑談の集合体。しかし、それらの雑談が混ざり合って、イギリス近代を分析しようと突き進んでいるかのような力強さを感じました。 個人的には、砂糖は世界システム論を語ることができるが、ジャガイモは無理だ…というのが引っかかるなあ。世界システム論自体を、川北先生ほど深く理解していないので、ご説に文句を言うつもりはない。しかし、ジャガイモを通じてみると、世界の歴史が結びつきをもって見えてくるわけで…世界システム論ではない、何かが語れるだろうな。
読了日:07月20日 著者:川北 稔
ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)ジュリアス・シーザー (光文社古典新訳文庫)感想
夢の対談 ブルータス(以下:ブ)vs明智光秀(以下:光) ブ「やあ、極東の高貴なる男、光秀よ」 光「おお、ローマの高潔の士、ブルータスよ」 ブ「今宵はともに語り明かさん!」 光「承知。ブルータスよ、貴殿は妻女を愛しておられるか」 ブ「愛しておるとも。貴殿が妻女を愛するがごとく」 *「裏切り」で歴史に名を残した二人。実は妻を愛する男たち。
読了日:07月19日 著者:シェイクスピア
スタートライン民法総論 第2版スタートライン民法総論 第2版感想
最後の方にある「試験の受け方」のセクションが大変参考になった。大学の試験でよくある「一行問題」や「事例問題」。行政書士試験、社労士試験などの選択問題。考え方は変わらない気がする。
読了日:07月18日 著者:池田真朗
新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)新しい世界史へ――地球市民のための構想 (岩波新書)感想
これまでの「世界史」の歴史が示され、ついで様々な「世界史の見方」が、著者によって情け容赦なく斬られていく。中心を想定しない「新しい世界史」を創るべき。素晴らしい構想だ。だが、可能なのかねえ。著者の「新しい世界史」の構想も描かれているが、よくわからない。まあでも、「世界史」を学び、語る以上、その枠組み自体を疑う作業も必須ですね。
読了日:07月16日 著者:羽田 正
宗教と権力の政治―「哲学と政治」講義2 (講談社学術文庫)宗教と権力の政治―「哲学と政治」講義2 (講談社学術文庫)感想
マキァヴェリを悪く言い、自分は違うと言う人→実は「マキァヴェリスト」例えば、フリードリヒ大王はそういう人だったと言う。 両者に共通するのは、本音がよくわからないところかな…
読了日:07月16日 著者:佐々木 毅
平安京遷都〈シリーズ 日本古代史 5〉 (岩波新書)平安京遷都〈シリーズ 日本古代史 5〉 (岩波新書)感想
明治政府によって「軟弱」の烙印を押され、それも遠因となって研究が停滞してきた平安時代。 政府や政治家に歴史を語るなとは言わないが、その発言が歴史学に影響を与える例は枚挙に暇がない。よーく意識してほしい。
読了日:07月16日 著者:川尻 秋生
ときめきトゥナイト 新装版 1 (りぼんマスコットコミックス)ときめきトゥナイト 新装版 1 (りぼんマスコットコミックス)感想
江藤蘭世、真壁俊、神谷曜子の在学するあけぼの中学への突っ込み。 ①中二に平方根を教えている! ②遠泳中にサメが出没したにも関わらず、遠泳を続行した! ③何気にイケメンな担任教諭!
読了日:07月15日 著者:池野 恋
永遠平和のために (岩波文庫)永遠平和のために (岩波文庫)感想
いろいろな地名が出てきた!ケーニヒスベルクに留まりながら、世界を知り、語るカント先生!
読了日:07月10日 著者:カント
村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)村上春樹、河合隼雄に会いにいく (新潮文庫)感想
べたっとした人間関係かあ…僕もきらいだが…なくならないだろうなあ
読了日:07月10日 著者:河合 隼雄,村上 春樹
入門講義 キリスト教と政治入門講義 キリスト教と政治感想
ルター「酒と歌と女を愛せぬ者が、どうして神を愛せようか」 俺「よっしゃあ!」 なんて単純な話じゃなさそうだね。 神を信じていれば、あまりよくないとされるような行為。しかし、人間であれば、通りたくなる道。そのような道を通りたくなる自分を直視し、自分の弱さを知る。ここに、神へのへりくだりが生まれる。同時に、こんな自分を創造してくださった神の恵みに感謝できる。ってことかな。
読了日:07月09日 著者:田上 雅徳
キリスト教入門 (岩波ジュニア新書)キリスト教入門 (岩波ジュニア新書)感想
そうねえ…キリスト教会のよくないところも書いてあった(と、僕には理解できた)が。キリスト者同士で争ったり、教会が他の信仰といさかいを起こす。これ自体が人間が罪深いことの証明かもねえ。
読了日:07月07日 著者:山我 哲雄
パウロ 十字架の使徒 (岩波新書)パウロ 十字架の使徒 (岩波新書)感想
パウロの信仰・神学は後世のキリスト者に必ずしも正確に理解されていないようだ。パウロ本人、後世のキリスト者、それぞれに限界があったのかなあ。また、パウロとペテロは、イエス・キリストの教えについて、随分と違った理解をしていたようだ。 まあでも、いいんじゃないのかなあ。人間は不完全。そんな人間一人ひとりを、神様は愛してくださる…
読了日:07月07日 著者:青野 太潮
新・韓国現代史 (岩波新書)新・韓国現代史 (岩波新書)感想
初めて知ったこと満載!一つの見方だが、韓国の歴史を知るためには、歴代の大統領選挙が鍵になるかもしれない。
読了日:07月06日 著者:文 京洙
砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)砂糖の世界史 (岩波ジュニア新書)感想
何度読んでもいいなあ…砂糖と茶の邂逅、砂糖のあるところ奴隷あり
読了日:07月06日 著者:川北 稔
社会人のための社会学入門社会人のための社会学入門感想
歯ごたえのある本! 第一編は、多くの社会学者の業績が時系列で出てくる。社会学の歴史をマスターするのによさそうだ。
読了日:07月04日 著者:井原 久光
逆説の政治哲学 (ベスト新書)逆説の政治哲学 (ベスト新書)感想
いっぷう変わった政治哲学の入門書。他の本では、紹介されない思想家もあり、大変刺激的です。著者個人の考えにも、全面的には賛同しませんが、刺激を受けました。 なかでもナチスの考え、特に障害者がらみについて、もっと知りたいと思う。それに賛同することはありえないが、人間の負の側面について考えるべきだな。
読了日:06月29日 著者:岩田 温
2時間でおさらいできる物理 (だいわ文庫)2時間でおさらいできる物理 (だいわ文庫)感想
高校・物理基礎の全体像をうっすらと把握できました。もっと理解するには…やっぱり物理とか数学って問題を解きながら読んだ方がいいのかなあ。
読了日:06月29日 著者:左巻健男
イギリス史10講 (岩波新書)イギリス史10講 (岩波新書)感想
エリザベス1世(1533年生まれ)かく語りき「わが身体こそ、かよわき女のものではあれ、わが心と肝は国王のもの、イングランド国王のものなり」 次郎法師(=井伊直虎?1536年前後生まれ)かく評されり「女子にこそあれ次郎法師」 以外と年齢の近い両者。筆者の近藤先生も指摘のように、テューダー朝イングランドはどことなく戦国時代の日本に似て、個性的な人物がたくさん。
読了日:06月08日 著者:近藤 和彦
「法の支配」とは何か――行政法入門 (岩波新書)「法の支配」とは何か――行政法入門 (岩波新書)感想
行政法の解説や入門というより、法について歴史を通じて考える内容。資格のテキストで自明とされていた原則が打ち砕かれていて、ひっくり返りました。思うに、学問って「信じる」と「疑う」を同時にする営みなのかな。基礎的な概念、共通原則は自分のものにしなくちゃいけない。一方で、それは本当に正しいのかな?という問いを持ち続ける…
読了日:05月10日 著者:大浜 啓吉
刑法入門 (岩波新書)刑法入門 (岩波新書)感想
ものすごくハードだった。勉強してから再挑戦かな…
読了日:05月10日 著者:山口 厚
外交 (有斐閣Insight)外交 (有斐閣Insight)感想
たくさんの引用文献! ハロルド・ニコルソン『外交』 ヘンリー・キッシンジャー『外交』 この二冊を読んでから再読したいね。
読了日:05月09日 著者:細谷 雄一
民法改正を考える (岩波新書)民法改正を考える (岩波新書)感想
日本の民法改正案にとどまらず、欧米やアジアの民法の歴史や事情の説明が書いてあります。外国の法律も興味深いな。
読了日:05月05日 著者:大村 敦志
寂聴 今昔物語 (中公文庫)寂聴 今昔物語 (中公文庫)感想
十八禁?
読了日:05月04日 著者:瀬戸内 寂聴
小林節の憲法改正試案 (宝島社新書)小林節の憲法改正試案 (宝島社新書)感想
全ての意見に賛同するものではないが、著者が真剣に憲法を勉強し、考えていることは伝わってきた。俺もマジで法学を学びたい!
読了日:05月04日 著者:小林 節
ガイドブック 哲学の基礎の基礎―「ほんとうの自分」とは何なのだろう (講談社プラスアルファ文庫)ガイドブック 哲学の基礎の基礎―「ほんとうの自分」とは何なのだろう (講談社プラスアルファ文庫)感想
「私」を軸にした哲学史ともいえる一冊。西洋哲学の巨人たちは、「私」をどう考えてきたのか…それにふれることができる。 しかし「私」って厄介だな。 私以外私じゃない、なんて単純なもんじゃないね。
読了日:05月04日 著者:小阪 修平
老人と海 (光文社古典新訳文庫)老人と海 (光文社古典新訳文庫)感想
ボートの上で呟く老人。チャリの旅の途上で呟く自分からしたら、なんとなく親近感。解説とあとがきを読むと、翻訳の奥深さにぶっ飛ぶ。
読了日:05月04日 著者:アーネスト ヘミングウェイ
武器よさらば(下) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-2)武器よさらば(下) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-2)感想
生って儚い
読了日:05月03日 著者:アーネスト ヘミングウェイ
武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)武器よさらば(上) (光文社古典新訳文庫 Aヘ 1-1)感想
戦闘と、つかの間の平和。どことなく『戦争と平和』の雰囲気を思い出す。 小学生の感想のようなことを書くが…キャサリンは薄幸だったな。いや、違うのかな…
読了日:05月03日 著者:アーネスト ヘミングウェイ
会計の時代だ―会計と会計士との歴史 (ちくま新書)会計の時代だ―会計と会計士との歴史 (ちくま新書)感想
面白い本だが…絶版なう。はっきり言って、明日の仕事に役立つ本じゃないし、日本の歴史好きが好むテーマでもない。日本で好まれる本がどういう本か…それがわかる反面教師
読了日:05月03日 著者:友岡 賛
知っておきたいマルクス「資本論」 (角川ソフィア文庫)知っておきたいマルクス「資本論」 (角川ソフィア文庫)感想
ブラックバイト時代を思い出した。塾長が剰余価値を得るため、ひたすらテキスト作りのための残業をしたオレ。テキストが塾の教育力を高め、残業代も不払いが多かった。これが搾取!
読了日:05月03日 著者:神津 朝夫
英語で一日一言―一日3分・世界でいちばん短い英語練習帖 (PHP新書)英語で一日一言―一日3分・世界でいちばん短い英語練習帖 (PHP新書)感想
英語の格言・ことわざを日本のそれに訳していますが、だいぶ意訳してるのもあります。ま、これ自体が文化や発想の違いでしょう。 文構造はシンプルだが、知らないボキャブラリーにたくさん出会いました。
読了日:05月03日 著者:井上 一馬
これが現象学だ (講談社現代新書)これが現象学だ (講談社現代新書)感想
マサリク(チェコの大統領)が底知れない。ともに大学に学んだフッサールをして、「私の最初の教育者」とか、「助言者にして友」と言わしめた。マサリクの助言で、新約聖書も学んだようだ。
読了日:05月01日 著者:谷 徹
政治の精神 (岩波新書)政治の精神 (岩波新書)感想
丸山真男、ヴェーバー、シュンペーター、福澤先生の本が読みたくなってきた。
読了日:04月25日 著者:佐々木 毅
概説 イギリス憲法―由来・展開そして改革概説 イギリス憲法―由来・展開そして改革感想
なかなか読み終わらなかったが!面白かった!高校や大学で学んだような歴史の説明がたくさんあり、どのようなプロセスを経て現在のイギリスの憲法が形成されていったかがよくわかります。中世・近世では権力側が様々な手段を用いて出版・印刷を規制し、そのことによって言論を規制し、自らの政権に有利な情報を発信させていたというのは初耳。政治権力と情報というのは、いつの時代も大きなテーマですね。
読了日:04月24日 著者:加藤 紘捷
ハイデガー=存在神秘の哲学 (講談社現代新書)ハイデガー=存在神秘の哲学 (講談社現代新書)感想
この本によれば、ハイデガーは自分の哲学を「わかって」もらおうと考えていなかったという。正直、そんなことあるのか!?という感想だ。「よくわかる」「わかりやすい」こういう言論が尊ばれる社会に生きている私たちにとって、あり得ない発想だ。この辺の視点をもって、今後ハイデガーを読みたい。
読了日:04月24日 著者:古東 哲明
鎌倉幕府と朝廷〈シリーズ日本中世史 2〉 (岩波新書)鎌倉幕府と朝廷〈シリーズ日本中世史 2〉 (岩波新書)感想
北条貞時が謎すぎる。独裁者か?失敗した若造か?単なる北条時宗の息子か?
読了日:04月24日 著者:近藤 成一
女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (4) (中公文庫―コミック版)女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (4) (中公文庫―コミック版)感想
「あとがき」が秀逸 女帝と道鏡の「恋そのもの」は真実だったが、藤原氏の天下を揺るがしたために、下劣に脚色されてしまった。ベースになったのは、唐の女帝・則天武后のエピソード。あり得そうな話だが…それなら唐の女帝は本当はどんな人だったのかな…
読了日:04月24日 著者:里中 満智子
すばらしい数学者たち (新潮文庫 や 10-3)すばらしい数学者たち (新潮文庫 や 10-3)感想
ガロアの人生ヤバすぎる。入試の面接の質問がくだらないから面接官にキレるって…
読了日:04月21日 著者:矢野 健太郎
西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)西洋哲学史―近代から現代へ (岩波新書)感想
熊野センセの文章はどうも相性が悪い。読むのに時間がかかる。自分がバカだからだが、ヘーゲル以降がよくわからなかった。
読了日:04月19日 著者:熊野 純彦
女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (3) (中公文庫―コミック版)女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (3) (中公文庫―コミック版)感想
いかに生きるべきか…そのように真剣に考えていたんだね。
読了日:04月16日 著者:里中 満智子
安全保障を問いなおす 「九条-安保体制」を越えて (NHKブックス)安全保障を問いなおす 「九条-安保体制」を越えて (NHKブックス)感想
「右」「左」に囚われていては見えてこない。安全保障も国際社会も歴史も、奥が深いものなんだなぁ。「九条ー安保体制」に代わる「何か」。僕もみつけたい。
読了日:04月16日 著者:添谷 芳秀
古代3 (岩波講座 日本歴史 第3巻)古代3 (岩波講座 日本歴史 第3巻)感想
月報にある吉村武彦先生の提唱する「古代学」に賛成!諸学の垣根を越えた研究を!
読了日:04月16日 著者:
院政―もうひとつの天皇制 (中公新書)院政―もうひとつの天皇制 (中公新書)感想
歴史の本を読んで、久しぶりに「難しい」と感じた!摂関政治以降の貴族で、聞いたこともないヤツらがバンバン登場してきて、混乱した!ま、摂関政治以降、貴族は武士に取って代わられて衰退したっていう歴史観は通用しないね。
読了日:04月16日 著者:美川 圭
法哲学入門 (講談社学術文庫)法哲学入門 (講談社学術文庫)感想
なんだこりゃ?わからないというよりつかみどころがない。
読了日:04月13日 著者:長尾 龍一
女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (2) (中公文庫―コミック版)女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (2) (中公文庫―コミック版)感想
真面目な人が恋に落ちるとコワイ…
読了日:04月13日 著者:里中 満智子
女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (1) (中公文庫―コミック版)女帝の手記―孝謙・称徳天皇物語 (1) (中公文庫―コミック版)感想
悩める皇太子・阿倍内親王に対する吉備真備の言葉が胸を打つ。勉強の意味とは、挑み続けた者でないとわからない!
読了日:04月12日 著者:里中 満智子
天使なんかじゃない 2 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 や 32-8)天使なんかじゃない 2 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 や 32-8)感想
しかし、なんで「天使なんかじゃない」と否定形なんだろう。「エンジェル冴島で」なく、「晃の彼女」がいいのかな
読了日:04月12日 著者:矢沢 あい
天使なんかじゃない 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 や 32-7)天使なんかじゃない 1 (集英社文庫―コミック版) (集英社文庫 や 32-7)感想
タキガワマンとマミリンをくっつけるべく、お化け屋敷のお化けを買って出る翠。お化けになるって、ときめきトゥナイトがモチーフか?
読了日:04月09日 著者:矢沢 あい
日本の外交―明治維新から現代まで (中公新書 (113))日本の外交―明治維新から現代まで (中公新書 (113))感想
外交思想いうものを知り、マジ感動!
読了日:04月08日 著者:入江 昭
労働法入門 (岩波新書)労働法入門 (岩波新書)感想
社労士の勉強だけではバラバラだった知識がつながりました!個人的には、アメリカの「障害を持つアメリカ人法」、EUの「均等待遇基本枠組指令」が気になった。いずれも、障害による雇用差別の禁止を含むものである。日本にも参考になるんじゃないかな。
読了日:04月03日 著者:水町 勇一郎
民法はおもしろい (講談社現代新書)民法はおもしろい (講談社現代新書)感想
著者がカンボジアの大学で講義をしたときの記述があったが…カンボジアの学生たちの輝く瞳が眼に浮かんだ。貪欲に学ぶということ…
読了日:04月03日 著者:池田 真朗
海の闇、月の影 (1) (小学館文庫)海の闇、月の影 (1) (小学館文庫)感想
怖いんだけど…
読了日:03月24日 著者:篠原 千絵
正義論の名著 (ちくま新書)正義論の名著 (ちくま新書)感想
ロールズが批判したもの…ベンサム以来の功利主義。 ロールズが継承した人たち…ルソー、カント。 ロールズを批判する人たち…ノージック、ウォルツァー、ハーバーマス。
読了日:03月15日 著者:中山 元
プラグマティズム入門 (ちくま新書)プラグマティズム入門 (ちくま新書)感想
激ムズ!プラグマティズムの創始者の三人=パース、ジェイムズ、デューイはついていけたが!その後の世代の思想家が… 俺が悪いんじゃないんだ!日本の思想・哲学教育で、アメリカの思想・哲学が軽視されてるのが悪い!←言い訳
読了日:03月15日 著者:伊藤 邦武
アメリカを動かす思想─プラグマティズム入門 (講談社現代新書)アメリカを動かす思想─プラグマティズム入門 (講談社現代新書)感想
読みやすく、読み応えありました。 ①プラグマティズムとは、知識の飽くなき実践を目指す考え。 ②アメリカ人は無意識のうちに、プラグマティズムに則り思考・行動している(下部構造) ③プラグマティズムなどの思想と、現実政治との関わりがよくわかる(実例はちょい古い)。 アメリカ思想、ハマりそうだ。
読了日:03月15日 著者:小川 仁志
ロールズ―正義の原理 (現代思想の冒険者たち)ロールズ―正義の原理 (現代思想の冒険者たち)感想
ロールズでレポート書こうと思い読了。正義の二原理はハードだが面白い。ロールズと著者の架空対談など、いろいろな工夫のある本でした。
読了日:03月15日 著者:川本 隆史
栄光のナポレオン―エロイカ (5) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (5) (中公文庫―コミック版)感想
「あのピラミッドの頂きから四千年の星霜が諸君の戦いぶりをみつめているぞ!!」この名言で彩られるナポレオンのエジプト遠征。実は挫折と苦難続きだったということがわかります。フーシェとタレイランの政治的け引きもお見事!
読了日:03月09日 著者:池田 理代子
世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)世界史 上 (中公文庫 マ 10-3)感想
(メモ) 日本、西ヨーロッパ。ともに先進的文明圏(中国、ビザンツ)の近くで独自の発展をした。 (感想) 李白が読みたくなった!
読了日:03月01日 著者:ウィリアム・H. マクニール
西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)西洋哲学史―古代から中世へ (岩波新書)感想
なぜか無性にアウグスティヌスが読みたくなった!彼が最も印象に残ったわけだね。
読了日:03月01日 著者:熊野 純彦
漢文入門 (ちくま学芸文庫)漢文入門 (ちくま学芸文庫)感想
「漢文」の定義から解説する。漢文の文法の説明というより、漢文という我が国の文化はどういうもので、私たちの祖先がどうやって作り上げて来たかが書かれている。昔の日本人も苦労したんだなあ…
読了日:03月01日 著者:前野 直彬
栄光のナポレオン―エロイカ (4) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (4) (中公文庫―コミック版)感想
いくつもの邂逅。ナポレオンとタレイラン(後の外相)。ベルナドッテ将軍とデジレ(フランスの将軍とナポレオンの元カノ→後のスウェーデン国王夫妻)。ナポレオンの母とジョセフィーヌ(あんまし仲良くない嫁姑)。 ナポレオンとネルソンの最初の名勝負も。直に刃を交えぬが、息の詰まる心理戦。ネルソン率いるイギリス艦隊の追跡を巧みにかわし、ナポレオン率いるフランス艦隊はエジプトへ。
読了日:02月28日 著者:池田 理代子
漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫)漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫)感想
基礎っていうけど、ものすごい難しい。私は大学受験の時、漢文もやりましたが、この本を読むと混乱してしまっただろうな。だって今読んでも混乱するんだもの。ところどころ「おおなるほど」と理解できたものの、あくまで部分部分。この本に書いてあることを完全に理解できたらいいんだろうけど、それは可能なのかな。それとも、これだけのないよの本なら、専門家以外は、「おおなるほど」でとどまっても問題ないのかな。「読書とはどうあるべきか」というテーマにも肉薄したぞ!
読了日:02月28日 著者:二畳庵主人,加地 伸行
物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために (中公新書)物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために (中公新書)感想
ライプニッツよくわからん。
読了日:02月02日 著者:伊藤 邦武
池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)池上彰の新聞勉強術 (文春文庫)感想
新聞を読むコツなど、実用的な知識が学べる。事例が、今となっては古いが、これはこれで勉強になる。
読了日:02月01日 著者:池上 彰
世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)感想
カント先生の理論を現代に実現しようとういう提案。それはいいんだが、歴史の見方がざっくりしすぎている。西ヨーロッパ以外の歴史も一生懸命学ばないと、説得力を持って、いろいろ語れないということを再確認しました。
読了日:01月14日 著者:柄谷 行人
哲学の歴史〈第1巻〉哲学誕生―古代1哲学の歴史〈第1巻〉哲学誕生―古代1感想
長い戦い終了(笑)とりあえず、ソクラテス先生、プラトン先生、アリストテレス先生以外にも、注目に値する思想家がたくさんいたってことですな。小ソクラテス学派っていう人たちも興味深い。全然「小」じゃないじゃん。
読了日:01月08日 著者:
幽霊(ゴースト)のいる英国史 (集英社新書)幽霊(ゴースト)のいる英国史 (集英社新書)感想
幽霊(ゴースト)というとおどろおどろしいけど、かなり堅実で中身の濃いイングランド史。そもそも、幽霊はイギリスでは、親しみを持つ存在だそうな。イギリスで幽霊の出る物件と言われると、人気が出るんだとか。日本と真逆ですな。
読了日:01月06日 著者:石原 孝哉
社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー (岩波現代文庫)社会思想の歴史―ヘーゲル・マルクス・ウェーバー (岩波現代文庫)感想
最初の方にホッブズ、ロック、ルソーが出てくるが、後はほぼほぼドイツの思想家の解説(ヘーゲル、マルクス、ウェーバーと副題にあるが、カントやオーストリアのフロイトも登場)。単純には言えないが、近代社会に遅れてやって来たという意味では、ドイツも我が国も一緒。彼の国の人々が近代と格闘した様は、僕らに示唆を与えるところが大きいのでしょうね。この本自体は、まとまっていて読みやすい。あまり知る機会のないテンニエスに一章割いており、テンニエスを知りたい方にもオススメ!
読了日:01月06日 著者:生松 敬三
栄光のナポレオン―エロイカ (3) (中公文庫―コミック版)栄光のナポレオン―エロイカ (3) (中公文庫―コミック版)感想
ナポレオンはとらえどころのない男だ。年上の妻に対して中学生のような純愛を抱いたかと思えば、軍旗を片手に敵陣に突破していく。変幻自在の軍略化でもあり、本国の政局への目配りも抜かりない。これほどの天才であっても、最後はさびしく死を迎えたのだから、人生ってわからんな。優れた人が勝利を収めるとは限らないのかな。
読了日:01月05日 著者:池田 理代子
主権と自由 (岩波講座 政治哲学 第1巻)主権と自由 (岩波講座 政治哲学 第1巻)感想
マキァヴェリ(1469年~1527年)からモンテスキュー(1689年~1755年)までの政治哲学を扱う。300年に満たない期間でも、こんなに分厚くハードな本がかけることに驚かされる。西欧文明を否定したり、逆に崇拝するのは簡単だ。しかし、ひとくちに西欧文明といっても、その一部分たる政治哲学の僅かな期間ですら、こんなにも奥が深い。やはり、わかったふりや思考停止はダメだよなあ。
読了日:01月05日 著者:
近代化と世間―私が見たヨーロッパと日本 (朝日新書)近代化と世間―私が見たヨーロッパと日本 (朝日新書)感想
第二章では、日本の大学に対する憂慮と批判が語られている。その内容は多岐に渡るが、大学教授たちが「世間」の一員として振る舞い、文部科学省の言いなりとなっている現状に厳しい批判が向けられている。そして、結語ではこのような文言がある。「国民のための学問は常に政府と闘って進めなければならない」大学に学ぶ一人として、謹んで受けたい。
読了日:01月02日 著者:阿部 謹也
原始・古代1 (岩波講座 日本歴史 第1巻)原始・古代1 (岩波講座 日本歴史 第1巻)感想
なんだか難しかったなあ。前のバージョンの『日本通史』のシリーズは通史+論文だったけど、こっちはいきなり論文集。ま、ある時代やテーマを研究するには、先行研究の歴史を押さえよ、というのはその通りで、どの論文も研究史がまとめられていました。卒論などの参考にしたいですね。
読了日:01月02日 著者:大津 透,佐藤 宏之,設楽 博己,岩永 省三,仁藤 敦史,福永 伸哉,菱田 哲郎,田中 史生,田中 俊明
饗宴 (光文社古典新訳文庫)饗宴 (光文社古典新訳文庫)感想
2017年の読み初め!岩波版と一風変わった訳文で、平易かつ軽やかです。甘美なようで実は険しいエロスの道。それを歩むソクラテス。役者も開設で指摘している通り、そのような生き方こそがソクラテスの刑死への道だったのかもしれない。己の信念に従い生きることのむずかしさ…尚、文中にこんな描写が。「アルキビアデスはこのように言いながら、リボンを受け取り、ソクラテスの頭に結ぶと」頭にリボンをつけたソクラテス…あんまり想像したくない…
読了日:01月01日 著者:プラトン

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